PEACE STORIES

きれいな水をとどけた少年

カナダの8歳の少年が、テレビの番組で、きれいな水が飲めないために死んでいく人が世界中にいることを知りました。

かわいそうに思った少年は、そんな人々がきれいな水を飲めるように、「ウォーター・キャン」(WaterCan)という団体をつくりました。ウォーターは、もちろん水のことです。キャンには水を入れる「缶」と、「カナダ」(Canada)と、「できる!」という意味がこめられています。まさに、目的にふさわしいネーミングでした。

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少年は知っている人全員にメールを送り、お金を寄付してくださいとお願いしました。また、このメールを知っている人に転送してほしいということも伝えました。その結果、なんと1200万カナダドル!ものお金が集まったのです。

少年は、集めたお金を、安全な飲み水が手に入らない地域で井戸を掘るために使ってもらいました。少年の行動が、多くの人の命を救ったのです。

わずか8歳の少年が、これほどのことをやってのけたのです。わたしたちにもきっと何かできることがあるのではないでしょうか。

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